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「山の思い出」 2008.7号
カトラントの山岳地帯のほうには、大きな樹が沢山あって、その近くに住む人々には
小さい頃のステキな思い出を持っている人が大勢います。多くの子供は、樹の上に
自分の「部屋」を持っていたのです。カトラントの田舎では、お父さんや、近所のおじさんが、
子供のためのツリーハウスを作ることが、自転車の乗り方を教えてあげるのと同じくらい
普通のことなのです。土台をしっかり作ってもらったら、次は子供の出番。個性的な「部屋」を
造り上げて、夏休みの間にそこで宿題をしたり遊んだり、秘密の計画を練ったり、
思い思いに過ごします。
ツリーハウスの多くは、子供が大きくなると取り壊して元の樹の状態に戻すのですが
(そのためにクギを打ったりせずに土台をつくるのです。)
たまに、子供が大人になってもしっかりと残っているツリーハウスも沢山あります。
帰省の際に両親が住む家の周りでそういう思い出深いものを見つけると
「残しておいてくれてありがとう!」とそれぞれの両親に心から感謝の気持ちが
心に浮かびます。

あなたもたまには外で寝転がってみたりしてはいかがですか?「山の思い出」 2008.7号_f0120402_1514260.jpg
by quatrantoo | 2008-07-31 01:51 | 末永あき子
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月刊・カトラント王国
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